町家リフォーム 築60年超の連棟
概要、外観
築60年超の連棟の町家を全面的にリフォーム、リノベーションしました。
基礎や柱、梁を大幅に補強して建物の強度を高めることで、1階に大きなリビングダイニングキッチンの空間を新たに作り、さらに2階の一部を強化ガラスの光床とすることで、1階LDKへの採光を増やし、明るく快適な居住空間へと変身しました。
エコポイント満額の30万円を利用し、明るく使いやすい家になったと、お施主様も満足なご様子でした。
外観は町家の趣が感じられるように板張りのイメージでデザインしました。板張り素材には板張り風のサイディングを採用し、コストをおさえました。
玄関ポーチも町家の雰囲気に合わせ、墨色の敷石のイメージに。これもコスト削減のため、タイルではなくモルタルに顔料を混ぜたものを使用しました。

リビングダイニングへは強化ガラスの光天井からも採光。
開放的で明るさアップ!
玄関

1. 玄関のたたきも、ポーチと同じく墨色のモルタル仕上げで和の雰囲気となっています。
2. 引き戸の向こうはリビングダイニングキッチンの広い空間。
リビング・ダイニング・キッチン、和室

1. LDKは間仕切りのない1室空間。1階の天井高が低かったため、1階床面を下げることで天井高を確保し、のびやかな空間になりました。
2. 階段への扉を設け、冷暖房を効率的に。

1. ダイニングの天井は強化ガラスの光天井です
2. カウンター付きの対面キッチン。
3. 施主様は改装プランを元に家具の配置をきっちり計画されていたので、それに合わせて全居室のコンセント位置やディティールに配慮し調整しました。

リビングに面する和室。
階段ホール・個室・ベランダ

1. 階段室の外部に面する部分に引き違い窓をもうけ、採光と通風の確保しました。格子を取り付けることにより、外部からの視線を遮っています。
2,3. ダイニング上部の光床のある個室。

1. 個室2
2. 個室3
3. フリールーム/書斎

ベランダに面する居室の床を一部強化硝子としてベランダからの光をLDKへ取り込んでいます。
浴室・洗面・トイレ
裏庭

隣家の壁が暗く古い板塀だったので、目隠しを兼ねて作った新たな板塀を白く塗ることにより反射光を取り入れる工夫をしました。
収納

収納スペースの確保のため、
小さな空きスペースをできるだけ有効に利用しました。
町家リフォーム 工事録

リフォーム後 ↑

1. 現場は築60年以上の連棟。1階を飲食店、1階一部と2階を住居として
使用されていた建物で、数年間空き家のまま放置されていた様子でした。

2. 大屋根と主要な構造躯体を残し、大部分を撤去しました。

3. 改装後にダイニングキッチンとしたところ。

細かな間仕切りが多く室内に光が入らず暗かったので、
間仕切りを減らしたり、光天井を作ったりと、
できるだけ光を取り込む工夫を施しました。

4. ダイニング部分

5. 和室部分

6. 基礎は新たに鉄筋コンクリートで作成しました。

7. 補強のための梁や柱が運び込まれています。

8. 基礎は昔の束立てで階高が低く1階の天井高さも低かったので、1階の天井高さを確保するために基礎はコンクリートのベースとし、その上に土台を敷いて床材を貼り天井高さを確保しました。

9. 間仕切りを無くすために柱を抜いた分梁を補強し、LDKとして広いスペースを確保しました。

10. LDKから玄関にかけての空間。

11. 床下の断熱施工。

12. 壁面の断熱施工。

13. 内壁の施工。ダイニング部分

14. 和室部分の木工事。