鴨川の借景と光床をもつ家(京都市)
概要・外観
京都特有の奥行きのある建物に、中庭や吹き抜けではない採光の方法として、居住空間の床(天井)を透明(光床/光天井)にして採光する方法を採用しました。
耐震等級3(最高等級)で構造計算した、耐震性・耐久性重視のSE構法・重量木骨の家です。後々のメンテナンス性も考えて、エアコンの配管なども熟慮しました。(長期優良住宅、「木のいえ整備促進事業」対象住宅)。
構造などの大きなところから細部にまで、施主様のこだわりが形になった住まいです。
鴨川に面し、美観規定が比較的厳しい地域での建築です。外観だけではなく屋根瓦や外壁の素材や色合いなどさまざまな制限があり、施主様と何度も検討を重ねました。
1. 京都らしさの感じられるスッキリとした外観となりました。
2. 鴨川を渡る風がさわやかな、2階バルコニー。
3. 近隣の鴨川夕景。
キッチンへの採光

透ける光天井の廊下からLDKに入ると・・・

1. 天窓からの光が上階の透明の光床を通り抜け、ブリティッシュグリーンのキッチンに降り注いでいます。

2. キッチンカウンターからダイニング、リビング。
3. 最も採光しにくい建物の中央にあるキッチンまわりに光が導かれています。
4. キッチンに立つと、実際の開放感は想像以上です。
5. キッチンからリビング方向。

6. カップボードと収納庫。
キッチンまわりの動線やキッチン、テーブル、カップボードの配列などについて、何度もプランの打ち合わせを重ねました。
リビング、ダイニング

1. リビングルームからも東山の山並みが望めます。
2. バルコニーの向こうは鴨川。開放感最高の立地です。

3. ダイニングとリビングは磨りガラス状の光を透す扉で仕切ることもできます。
4. キッチンの隣にあるデスクスペース。ご主人が通信関係の仕事をされており、パソコンデスクやTVボードのディテールやそれぞれの電気配線位置にもこだわりのある造りとなっています。
光床

3階廊下の大部分に透明素材を使用し階下に光を落としています。
1. キッチンの上部はクローゼット前の廊下となっています。
2. 写真右手の個室へ向かう光床は、磨りガラス状でシースルーではない素材を使用。
玄関、ホール、収納

1. 玄関は間口いっぱいに土間がとられた、明るくゆとりある空間です。
2. 玄関から奥へと伸びる廊下の左右には、収納室や天井まである大きな収納も設けられています。
和室

1,2. 掘りごたつ式の和室。障子を上げると東山を借景とした庭が見えます。
3. 軒は深く、緑の木陰も快適です。コージェネレーションシステムを設置。
個室、クローゼット、収納

1,2,3. 個室はいずれも2面採光でベランダ付き。各室にしっかり容量のあるクローゼット、収納を備えています。
4. 書斎。
5. 収納室
クローゼットや収納は、収納する物に合わせて内部を作るために、それぞれのクローゼットごとに収納棚や間仕切りについての打ち合わせを行い、製作しました。
また、各室の窓や扉の位置についても、配置される家具などの寸法を決めたうえで、高さや平面寸法を細かく打ち合わせしました。
浴室、洗面、トイレ

1. 音楽が流れるチョコミントな配色の浴室。
2. 洗面脱衣室です。
3,4. 各階に洗面手洗いがあります。
最後に、各階のトイレです。